意外と身近な民事裁判

裁判というものには、刑事訴訟と民事訴訟という二つのカテゴリーがあります。

この刑事訴訟と民事訴訟とは、刑事事件である場合の裁判手続きが前者であり、民事事件である場合が後者であるということなのですが、この両者の最大の違いは、刑事事件である場合には強制捜査が行われるのに対して、民事事件の場合にはあくまでも訴えによるものになっている、という点にあるのです。

つまり、刑事事件が発生した場合には、訴えの有無には関係なく、警察・検察によって強制的に捜査が行われるのですが、民事事件の場合には訴えがなければ何も行われない、ということなのです。

これはつまり、民事事件である場合には、誰かが訴えられたことによって初めて事件というものが発生し、民事訴訟の流れというものが始まる、ということでもあります。

この訴えを起こすことを法律用語では「訴を提起する」と言いますが、この訴の提起によって民事裁判の手続きが開始され、法廷での審理が行われて、その審理結果としての判決が出されることで、訴えを起こされた者の有罪か無罪かが決定されるという流れになっています。

もっとも、裁判所というものは地方裁判所、高等裁判所、最高裁判所というように、下級審から上級審へという構成となっていて、訴訟は地方裁判所から開始されるので、もしもこの判決に不服がある場合には、上級審である高等裁判所に控訴を行い、そこでの判決にも不服がある場合には、最高裁判所に上告を行うということができるようになっているのです。

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